脂性肌の特徴とおすすめのスキンケア選び！

若い時に悩むことが多い肌質、それが『脂性肌』です。

肌にとって適度な皮脂はなくてはなりません。しかし過剰に分泌してしまうと毛穴のつまりなどを引き起こしてしまい、肌トラブルの大きな原因になります。

若い人に多い脂性肌とはどんなトラブルに気を付ければいいのでしょう。そしておすすめのスキンケア法をご紹介します。

脂性肌の特徴は？

脂性肌は、その名前の通り皮脂の分泌が多い肌の事です。でも実は、水分量も多いのが特徴です。
水分量が多いのは良い事なのですが、皮脂も多いためベタつきが目立ち、自分でも自覚でき他人から見ても皮脂が目立つことが多いです。

思春期～20代前半くらいの若い世代に多くて、潤いはあるのですが皮脂の多さで毛穴が詰まったり、毛穴のつまりが原因で毛穴が開いたりニキビが大量にできたりと肌のトラブルを起こしやすくなっています。

気をつけたい肌トラブルは？

脂性肌の最大のトラブルは、『ニキビ』です。10代～20代前半の方に出来やすく『思春期ニキビ』と呼ばれたりもします。
20代後半以降に出来やすく、主にフェイスラインを中心にできるニキビを『大人ニキビ』と言います。

思春期ニキビに多いタイプ

Tゾーン、頬など過剰に皮脂が分泌している場所に出来ることが多いのが特徴です。
放っておくとクレーター状（皮膚が陥没したような状態）になることもあるため、たかがニキビなどと思わずに早めに対処しましょう。

ニキビが出来るメカニズム

肌の汚れを放置した状態、逆に過度の洗顔のし過ぎによって角質が厚くなってしまい、毛穴が詰まったりホルモンの影響で皮脂の分泌が多くなってしまったりします。
この状態を『角質肥厚』と言います。

角質肥厚によって毛穴の出口がふさがってしまうと、皮脂がたまりやすくなりニキビの原因菌である『アクネ菌』が増えてしまいます。『白いニキビ』はこの状態の時が多いですね。
さらに毛穴の内部に炎症が起こり、周りが赤く腫れてきます。この時が『赤ニキビ』と呼ばれる状態です。そこからさらに悪化すると膿を持った状態の『黄ニキビ』と呼ばれています。

さらにさらに酷くなってしまうと、毛穴の壁自体が壊れてしまい広がってクレーター状態の肌になり、元の肌に戻すのが難しくなってしまいます。
クレーター状の肌になる前に手を打ちましょう！

思春期ニキビが出来たら注意することは？

どんなに注意していても出来てしまうのがニキビ・・・( ;∀;)最低でも次の事に注意してくださいね。

• ぜったいに潰さないで！
• 気になるからと言って洗顔のやりすぎはNG！
• 外部刺激を避ける！（髪の毛とかもあまり触れないように！）
• 気になっちゃうけど触らないで！
• 化粧水などつける時も優しく！
• 油性のメイクは控えよう！

脂性肌さんのスキンケア法は？

基本はなんと言っても洗顔です！過度の洗顔は皮脂の分泌を増やしてしまうので注意が必要なのですが、肌を清潔に保つことが重要になります。
『白ニキビ』が出来てしまっている時は、アクネ菌に効果のある洗顔料を使うことをお勧めします。

ニキビ用の洗顔は種類もたくさん出ていますので、皮脂抑制や抗炎症作用、殺菌効果のある洗顔料を選んでみましょう。

すでに『赤ニキビ』が無数にできてしまって炎症がひどい場合には、皮膚科を受診することも大事です。
炎症が落ち着いたら、抗炎症効果が配合された化粧品などを使います。

ニキビが出来やすい人は、繰り返しできてしまう事が多いです。年齢とともに過剰な皮脂の分泌が少なくなって落ち着いてくることも多いのですが、炎症がひどいニキビが跡を残してしまう事もあるので注意しましょう。

まとめ

『脂性肌』は10代～20代前半の若い世代の方に多いのが特徴という事が分かりましたね。

皮脂はなくてはならない肌の大事なバリア機能なのですが、過剰に分泌してしまうと肌に様々なトラブルを引き起こします。
毛穴がつまり結果的にニキビを作ってしまい、炎症がひどくなり膿がたまり最悪クレーター状の肌になる事もあります。

トラブルを最小限にとどめるためにも、早め早めの対処が必要です。

思春期の子供はニキビで悩むことも多く、子供は自分でどうしていいか分からなかったりするので、思春期のお子さんがいらっしゃる方は自分のお子さんの肌の状態にも目を向けてみて下さいね！