夏は日中の時間も長く、開放的になる季節ですね!夏が待ち遠しいと思っている方も多いですよね~
外に出る機会が増えてくる季節ですが、注意したいのが紫外線です。正しい知識で夏の日差しと付き合っていきましょう!
紫外線についての豆知識
紫外線と聞くと、悪影響を及ぼす悪い一面が印象にありますよね。でも、紫外線には体内のビタミンDを生成すると言う役目もあります。
ビタミンDには骨を健康に保つ働きがあったり、最近では免疫力UPなどに重要な役割をすると注目されています。
紫外線の種類
紫外線には3つの種類があります。それぞれを知る事で肌ダメージへの深刻さが分かりますので覚えておきましょう!
紫外線には波長の長い種類と短いものに分かれます。波長が長い方が肌ダメージは『低く』、波長が短い方が肌ダメージは『高く』なります。
- 紫外線A波(UV-A)長波長紫外線→波長の長い紫外線で、地上のほとんどがこの紫外線A波で日常の生活の中で蓄積されていきます。
- 紫外線B波(UV-B)中波長紫外線→A4派に比べ、エネルギーが強いのが特徴です。赤く炎症を起こしやけどの様な日焼けはB波によるもので、皮膚に強いダメージを与えます。
- 紫外線C波(CV-C)短波長紫外線→C波はB波よりさらに強いエネルギーを持っていますが、オゾン層に吸収されるため地上には届きません。温暖気候などによってオゾン層の破壊も進んでいるともいわれています。将来的なC波の影響が心配です!
紫外線の良い影響
日差しをサンサンと浴びるのは、中々勇気がいりますが必要な側面もあります。
ビタミンDを生成するためにはどのくらいの紫外線を浴びればいいのでしょう?
わざわざしっかり日光浴をする必要はありません。目安としては、日焼け止めを塗っていない両手を合わせたくらいの面積に15分程度、または日陰だと30分くらいの日光浴で十分と言われています。
紫外線の悪影響
紫外線には波の長さによって気を付ける事が違ってきます。具体的にはどんなことが言えるのでしょうか。
紫外線における肌への悪い影響って何?
紫外線は必要以上に浴びることで、肌の老化を確実に深刻化させます。
皮膚の中で活性酸素を発生させ、その事により細胞にダメージを与え、ハリや弾力を保つために大事なコラーゲン繊維やエラスチン繊維などの働きを弱めてしまいます。その結果、乾燥やしわ、たるみが現れやすくなり肌の老化を一気に加速させてしまいます。
日焼け止めの必要性
紫外線が与える肌へのダメージは男女問わず深刻です。特に現代は、ひと昔前に比べるとその紫外線の量も増えています。紫外線から肌を守るために必要なのが『日焼け止め・サンガード』ですね。種類もたくさんある日焼け止めの正しい使い方を紹介していきます!
日焼け止めの見方
日焼け止めには、シーンに合わせたとても多くの種類があります。
日焼け止めや、化粧品に表示されている『SPF』と『PA』を知る事で自分に合った日焼け止めを見つける事が出来ます。ぜひ参考にして下さいね!
SPFとは?
SPFとは、Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、紫外線エネルギーの強い『UVーB』への防止効果を表すもので、サンバーン(日焼けによる皮膚の炎症)を起こすまでの時間をどれくらい伸ばせるか?を示したものです。
まず基本となるサンバーンの定義があります。素肌の状態でサンバーンを起こす時間を、日本人の場合『色白肌→20分』『普通肌→25分』『色黒肌→30分』で日焼けが始まると考えられています。
例)色白肌Aさんが『SPF30』と表示されている商品を買った場合
色白肌さんは20分を目安にサンバーンが始まると考えられるので、計算式は次のようになります。
20分×SPF30=600分となり、時間にすると10時間と言う事になり、普通肌さんだと25分×SPF30=750分、色黒さんだと30×SPF30=900分と言う考え方になりますね。
何もつけていない素肌の状態だと20分でサンバーンが始まってしまいますが、SPF30の表示のある日焼け止め商品を使用する事で、最大10時間に延ばすことが期待できるという事です。
PAとは?
PAとは、Protection Grade of UV-A(プロテクショングレートオブUV-A)の略で、UV-Aに対する防止効果と『+』の数で防止効果を表しています。
- PA+ 効果がある
- PA++ かなり効果がある
- PA+++ 非常に効果がある
- PA++++ 極めて高い効果
と設定されています。SPFとPAを合わせて表記されている商品がほとんどなっていますね。
例)SPF20 / PA+++と表示されている日焼け止めを普通肌さんが買った場合
25分×SPF20=500分(8時間超)PA+++→非常に効果があると計算できます。
よって、サンバーンに対して『およそ500分(8時間超)において非常に効果がある』と言う解釈になります。
SPFやPAの効果を継続させるために、2~3時間おきのこまめな塗り直しが理想です。また、大量の汗をかいたり海水浴・プールなどに入った場合はさらにこまめに塗りなおすことが必要となります。
日焼け止めの選び方
日焼け止めの表示の見方が分かると、日常のシーンに合わせて使い分ける事が出来ます。
- SPF10~20/PA+ 日常の買いもの時
- SPF20~30/PA++ 野外の軽めのスポーツ・レジャー時
- SPF30~50/PA+++海・山などでの極めて炎天下での活動時
- SPF50~/PA++++ 海外や、特に紫外線が強いと言われている場所や紫外線に弱い体質の方
まとめ
どうでしたか?紫外線に対する知識が少しあるだけで、対応の仕方が分かってきますよね。
また、日焼け止めの表示の見方が分かれば日差しや、シーンに合わせて使い分ける事が出来ます。自分の肌に合った日焼け止めを見つけて紫外線対策をして下さいね!
長年の紫外線によるメラニンの蓄積は、近い将来あなたを『しみ』として襲ってきますよ・・。
私の様な後悔をしないように(笑)しっかり対策して楽しい夏を送って下さいねー!!