LIBERTY ROSE～コスメコンシェルジュ～ 
最近よく耳にする「光老化」。光老化（ひかりろうか）とは、紫外線によって肌に与える悪い影響のことを意味します。
アメリカの皮膚科学会では、「肌老化の約80％が紫外線によるもの」だとしています。
紫外線を防ぐことが、肌にとってとても大事だということがよく分かりますね！
紫外線が肌に与える影響とは？
紫外線を浴びると、ただ肌が黒くなるだけだと思っていませんか？
紫外線が肌に与える影響は深刻で、健康な細胞を破壊する活性酸素（フリーラジカル）を発生させたり、コラーゲンやエラスチン繊維を分解する、分解酵素の産生を促すことも分かっています。
その結果、肌の乾燥やしわたるみなどが現れやすくなるんです。
そしてもう一つが、紫外線の影響による「しみ」です。紫外線を多く浴びれば、それだけメラニンを生成させていることになります。
そこにターンオーバーのサイクルが狂ってしまうと、メラニンの排出が上手くいかず、肌に「しみ」という形で残ってしまうんです。同じ場所に長い間紫外線を浴び続けると、最初は薄かったしみもどんどん濃ゆくなっていきます。
紫外線を防ぐ事が、「光老化」と言われる肌老化を防ぐうえで、いかに大切なことか分かりますね。
日焼け止めについては、下記記事を参考にしてみて下さい！
紫外線についてどこまで知ってる？日焼け止めの上手な使いかたは？
紫外線が原因で出来てしまった「しみ」対策は？
画像：シャッターストック
紫外線によって現れる「しみ」は、突然できる訳ではありません。
肌の表面、表皮の中で少しずつメラニンが蓄積され、ある日ひょっこり「しみ」として、顔を出してくるのです・・。おそろしい！！！
ほとんどの方は、しみが現れてから対策を考え始めることが多いのではないでしょうか。でも、それでは遅い！・・・遅すぎる訳ではないですが、対処として早くはない。
ひょっこり現れる前にどれだけ早く対処するかが、にっくき「しみ」を表に出すか出せないかの分かれ道になります。
予防するには有効成分に注目した化粧品選び
肌の生まれ変わり「ターンオーバー」は、健康な肌の人でおよそ28日周期とされています。この肌が生まれ変わる間に、「メラニン」の生成を抑える有効成分を使うことで、しみの出現を抑えることが期待できます。
メラニンの生成を抑制したり排出する成分
- ビタミンＣ誘導体（生成抑制・還元）
- カモミラET（生成指令阻止）
- エナジーシグナルAMP（排出促進）
- ｍ－トラネキサム酸（生成指令阻止）
メラニンを育成する酵素、チロシナーゼの活性などを阻害する成分
- ビタミンＣ誘導体（活性阻害）
- アルブチン（活性阻害）
- コウジ酸（活性阻害）
- マグノリグナン（成熟阻害）
- ルシノール（活性阻害）
- リノール酸（分解）
- エラグ酸（活性阻害）
- 4MSK（活性阻害）
抗炎症作用のある成分
- カモミラET
- ｍ－トラネキサム酸
1つの成分で、2つの有効成分を持ち合わせているものもあります。ビタミンＣ誘導体は、メラニンの生成を抑制したり、チロシナーゼの活性も阻害してくれる働きがあるので、ぜひ覚えておいて欲しい成分です。
これらの有効成分が配合されているのは、医薬部外品に該当する「薬用化粧品」になります。
紫外線によってできる「しみ」は、肌の表面に現れる前なら、有効成分配合の薬用化粧品で、対応できることが多いんです。でも、表面に濃ゆく表れてしまった「しみ」は、残念ながら化粧品で消し去ることはほぼできません。
紫外線によって今も蓄積されている、肌内部の隠れた「しみ」の元。隠れているうちに対処するのがとても大事なんです！！
集中美白ケアで未来の肌に投資する！
世の中には、薬用美白化粧品が数多く販売されています。値段もピンからキリまで様々なので、自分にあった使用感や、成分を見比べて選ぶのが良いかなと思います。
有効成分配合の薬用美白化粧品は、紫外線によるごくごく薄い「しみ」や、肌内部のメラニンに対して予防するのに有効なので、若いうちから取り入れて欲しいなと思います。
また、有効成分がたっぷり入った美白美容液を合わせて使うことで、より効果に期待できます。
私も、未来の肌に投資する1本として、愛用しています。
まとめ
将来のために予防や準備をするのって、とても大事なことです。頭では分かっていても後回しにしまいがちではないですか？ まだ余裕があるから・・・と思いがちですよね。
体も肌も、毎日の積み重ねでできています。10代・20代前半では「差」が感じられなくても、20代後半から30代にかけて、少しづつ同世代の肌状態に「差」が出てきます。
実際、わたしも若いころは鏡を見ても周りの同年代の人と見比べても、危機感を抱くようなことはあまりありませんでした。でも30代・40代に入ってくると、鏡をみて少しずつ「あれ？」と感じてくるようになってきたんです。
5年後、10年後の肌を作っているのは「今日」だということをお忘れないで下さいね！
